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近視管理用眼鏡(多分割レンズ)の処方

HOYA社のMiYOSMARTとEssilor社のStellestの2種類の近視管理用眼鏡が本年より日本でも販売が開始されました。これらのレンズはデフォーカス理論により近視の進行を抑制する眼鏡です。

眼軸長の伸長により近視は進行します。網膜後方への遠視性デフォーカスがその原因とされています。「デフォーカス」とは「焦点のボケ」のことです。

上記の様な新しい近視管理用レンズは、視軸周囲に微小レンズを多数配置する事により(多分割レンズ)網膜に対して近視性デフォーカスを作り出し近視進行を抑制するものです。MiYOSMART、Stellestともに2年間で50〜60%の近視進行抑制効果が報告されています。

近視管理用眼鏡は現在行われている種々の近視進行抑制治療の中では最も非侵襲的で安全性が高く、リバウンドもないとされており、今後の日本での普及が期待されています。

この近視管理用メガネは小児の視機能と眼光学に精通した眼科医による処方が必要です。2025年に作成された「近視管理用眼鏡 (多分割レンズ)ガイドライン」によりますと、対象となるのは

MiYOSMART®が 5歳~18 歳,Essilor® Stellestが 7 歳~18 歳の

-0.5 D を超える近視の方となります。近視進行が確認された時点で,近視管理用眼鏡レンズを処方でき、強度

近視の家族歴や,家族や本人に強い希望がある場合も対象となります。

レンズの処方にあたっては、眼科でサイプレジン点眼を用いて調節麻痺下に度数を測定することが必要です。

作成した後は定期的に受診していただいて近視進行があればそれに応じてレンズを度数変更したり、またレンズの構造上センタリングが非常に重要ですので、眼鏡店でフィッティングのチェックが必要です。

目安としては、近視の進行が緩やかになる18歳ころまでは装用することが望ましく、リジュセアなどのアトロピン点眼との併用効果も期待できるとされています。

当院でも、近隣眼鏡店での取り扱い開始に合わせ、処方を開始致します。ご興味のある方はお問い合わせください。

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