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多焦点眼内レンズ

当院では「選定療養」制度のもとで、多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術を行っております。

我が国においては、2007年より先進医療制度のもと、多焦点眼内レンズが使用されてきましたが、2020年より多焦点眼内レンズが先進医療から外れ、代わって選定療養制度が適用されることとなりました。この制度においては、水晶体再建術の手術の部分については単焦点レンズを使用した場合と同じく医療保険の給付対象となり、それに加えて自費部分として選定療養費がかかるという制度です。

多焦点レンズの種類

当院で選定療養として使用している多焦点レンズは、大きくEDOF(焦点深度拡張型)と3焦点及び連続焦点型に分けられます。

EDOF(連続焦点型)

遠方から中間距離をターゲットにしたい症例向き。グレア・ハロー・スターバーストなど夜間の異常光視現象が少なく良好な遠方視力が得られます。近見視力は控えめで、軽い近用メガネを使用したほうが良いケースもあります。

3焦点及び連続焦点型

遠方から近方まで視力が出やすく、術後なるべく眼鏡を使わず生活したい方に適しています。以前ほどではありませんが、夜間のグレア・ハローを自覚することがありますが、徐々に慣れて気にならなくなることが多いです。

 

当院採用多焦点レンズと選定療養費

レンズ 特徴 見え方のイメージ 当院での選定療養費(万円)
乱視なし 乱視あり

パンオプティクス(Alcon)

回折型3焦点レンズ 31 33
テクニスオデッセイ(J&J) 回折型連続焦点レンズ 31 33

ジェメトリック&

ジェメトリックプラス(HOYA)

国産の回折型3焦点レンズ。「ペアリング」により明視域を拡大

29.5 31.5
ピュアシー(J&J)

非回折型焦点深度拡張レンズ

31 33

Clareon Vivity(Alcon)

波面制御テクノロジーを用いた焦点深度拡張レンズ 31 33

最適な眼内レンズの選択

上に挙げたような多焦点レンズの中から、生活スタイルなどを考慮して、最適な多焦点レンズあるいは単焦点レンズを使用します。例えば、趣味のスポーツをしっかり楽しみたいという場合や、夜間の運転が楽なレンズを、ということであればEDOF(焦点深度拡張型)型多焦点レンズが適していますし、手元の書類から家事、遠方までまんべんなく見たいということであれば、3焦点または連続焦点の多焦点レンズが適していると思われます。また、昔から近眼で眼鏡をかけていてそれに慣れている方に対しては、多焦点をお勧めしないケースもありますし、さらに緑内障や網膜疾患がある方は、光のロスがない単焦点レンズを使用するのが原則です。

それ以外にも、もともと近視であるか、遠視であるか、近視であればそれは中等度までの近視なのか、強度の近視であるのか、両眼の度数は同等であるか、左右差があるか、など様々な要素があります。

これらの諸因子を検討し、最適なレンズを選択することが必要となります。

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